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後悔しないベビーカーの選び方2 〜ジャンル別編〜

ベビーカーの選び方

前回、ベビーカーを買う際に考えておくといいことやタイミングについてまとめました。 maty.hatenablog.com

今回は育児して実感した、自分にあったベビーカーを選ぶ時に考えるとハズれなそうな使用シチュエーション別でベビーカーを4種類に分類し実際にそれぞれの利点や代表機種をご紹介したいと思います。
比較すれば何かしらトレードオフになる為、最終的には何を一番重視するのかを考え場合によっては複数使い分けるのがいいのかなと思います。

(基本的には、子供が1歳を過ぎた今、もし1年前の私にアドバイスするならという内容でまとめています。)

特徴別に分けたベビーカーのジャンル4種

私の独断と偏見ですが、現在出ているベビーカーは以下の種類に大別されると思います。
傾向として上にいくほど大型・走行安定・頑丈で、下に行くほど軽く・小さくなります。価格も一般的に上より下のほうが安くなっていきます。

  1. 頑丈で本体が重く、揺れにくい走行性能のいいもの
  2. ベビー売り場の主戦力!機種数が多い中庸ベビーカー
  3. コンパクトで軽いベビーカー
  4. 安価で小さくたためるバギー

1.頑丈で本体が重く、揺れにくい走行性能のいいもの

おすすめシチュエーション:
自宅周辺のお散歩がメインで、持ち運びや交通機関の利用はそこまで重視しない。公園やアウトドアなど悪路で使いたい。とにかく頑丈で押しやすいベビーカーがいい人向け! 持ち運びは別のサブベビーカーを検討派。

ベビーカースペック

  • 新生児〜3歳頃まで使用可(オプション次第)
  • 大型の車輪やタイヤを搭載しており段差や悪路も対応しやすい
  • フレームに組み合わせられるシートやオプションが豊富で用途に合わせて組み合わせて使える
  • 重さは10kg前後、価格は6万円〜高額なものが多い
  • 代表機種:エアバギーココストッケエクスプローリー、大型の海外製ベビーカーなど

走行性能が良く、オプション次第ではペットカートにもなったりカラーチェンジができたりカスタマイズ性が高いです。しかし本体は重く折りたたんで運ぶ…等は考えにくいですが、安定感や頑丈さはピカイチ!家の周りがガタガタ道だったり、メインは近所の公園のお散歩等だったら少々お高くてもこちらのモデルがオススメ。ものによっては改札が通れないほど大型のものもあるので、そこは注意が必要。

エアバギーココ

国産の最もメジャーな三輪タイヤバギー。コラボや限定モデルなどもありカラーもたくさんあるのが特徴です。そのままだと3ヶ月ころからの使用になるので、新生児期に使いたい場合はマキシコシペブルとセットで使うのがメジャー。歩道の段差など、一般的なベビーカーだと前輪を浮かせなければいけないところ、こちらならスイスイ進めます。(場合によっては突っかかる事もあるので注意!)

国産メーカーというのもあってか自動改札も通れます。予算に余裕があればブレーキモデルがオススメ。

空気タイヤのベビーカーは空気の補充が必要だったり、飛行機に乗る際は航空会社によっては空気を抜くなどの対応が必要となる為注意が必要です。

ストッケエクスプローリー

ノルウェー生まれのデザインが美しくラグジュアリーなベビーカーです。シートポジションも高く歩く姿もとても優雅。周辺の道が広く散歩によくいく人にはオススメ。
ただかなり大きく重い為、電車や車移動が多い人には大変です。自動改札も旧式の幅の狭いものでは通れない可能性もある為ご注意ください。

電車に乗る可能性が少しでもあるのなら、ストッケ スクートのほうがいいかも。

オプションなしだと6ヶ月ころからの使用になりますが、オプションのキャリーコットやチャイルドシートを取り付ければ新生児期から使えます。キャリーコットをつけた姿はモダンな貴族のベビーカーみたい♡でとても素敵ですね。テンションが上がります!

サイベックス プリアム

ドイツのメーカーが作り出す、高い安全基準を満たしたベビーカー。タイヤが3種類から選べるなど走行性能に対する並々ならぬ意欲を感じます。日本未発売ですがスキーアタッチメントがあり、雪道にも対応可能だそう。

日本で見かける大型タイヤのベビーカーはストッケかこちらが多い印象。ストッケと同じく本体のみで10kg超え、狭い改札は通れない為電車や車移動などが多い人は注意。

ラックスシートは1ヶ月からなので、新生児から使いたい場合はベビーシートを使用。サイベックスのベビーシートも高級感のある作りで素敵です。

バガブー ビー


キャサリン妃も使っていたというオランダ生まれのバガブー。こちらもカラーバリエーションが多く、アーティストコラボをやっていたりしてとてもオシャレです。

独特のアーチ状のフレームが特徴的で著名人にもファンが多いとか。ストッケエクスプローリーやサイベックスプリアムに比べると小型で、自動改札も通れます。(自動改札は狭いもので55cmが一つの目安になるそう)
次項目のジャンル2に入れるか悩みましたが、重さはしっかり約9kgあるのでこちらのジャンルでご紹介。

2.ベビー売り場の主戦力!機種数が多い中庸ベビーカー。重さ、安全性、小回り操作性など全部入り

おすすめシチュエーション:
基本は病院に通ったり、買い物や周辺のお散歩メイン。でも家の周りの歩道はそこまで広くないし、電車やバスに乗ったり車に積むこともあるかもしれない。それなりに安全性やサポートがしっかりしていて、ベビーカーはできれば1台をずっと使いたい…と思っている人向け!

ベビーカースペック

  • 1ヶ月〜3歳頃まで使用可
  • 両対面タイプが多く、子供の発達や状況に合わせて対面・背面を変えられる
  • オート4キャスという、前後どちらの車輪も自動で回転するため対面式でも背面式でも小回りがきき操作が楽
  • 幌が大きくベビーカーを深く覆う事ができる。シートなども蒸れにくいなど各社工夫が凝らしてある
  • 重さは5kg前後〜(赤ちゃん快適タイプだと7kg前後など)価格は5万円前後のものが多い
  • 代表機種:メチャカルハンディオート4キャス(コンビ)、オプティア(アップリカ)、ランフィエフ(ピジョン)等

このジャンルはどの日本メーカーもそれなりに改善に取り組んでおり、安全性やハイシート、オート4輪や大型幌、重さ・折りたたみ・自立性などほぼ拮抗しています。しかし、それぞれメーカーごとにどの部分で赤ちゃんへの衝撃を吸収すのか、力を入れている場所が違うので、そこに注目してご覧ください。

(とはいえこのジャンルは特に「コレが絶対おすすめ!」というものが難しいので、ここから選ぶなら最終的には好みや予算になりそうです。また型落ちはアウトレットになっていたりもするので、そちらもオススメです)

メチャカルハンディオート4キャス compact(コンビ)

特徴は「エッグショック」

3mから卵を落としても割れないという独自の衝撃吸収素材「エッグショック」をシート全面に使用しています。
シート素材を工夫することで、赤ちゃんへ伝わる振動や衝撃を吸収します。また折りたたんで持ち上げる時も専用のグリップがあり片手で持ちやすいなど、地味ですが実際使うと便利な工夫が施されていたりします。

(それにしても5月現在で最新モデルだとどこも割引が入っておらずお高いですね💦)

オプティア(アップリカ

特徴は「キャスターとシートのダブルサスペンション」

タイヤとシートで振動自体を軽減させていることがウリです。またアップリカは抱っこ紐ごとベビーカーに乗せ替えられる「キャリートラベルシステム」というのが他にはない仕組みになっていて、頻繁に抱っこ紐とベビーカーを乗せ替えたい人にはオススメです。

(妊娠中はキャリートラベルシステムっていいのかなと思ったのですが、実際は抱っこ紐なら1日抱っこ紐だけで外出しちゃってたので、あまり必要性を感じませんでした)

ランフィエフ(ピジョン

特徴は「大径シングルタイヤ」 段差への強さがウリです。

国産ベビーカーはダブルタイヤが多い中、こちらはシングルタイヤを搭載しているのが特徴です。さらにタイヤは中空構造、大径16.5cmスイング式サスペンションと、大きめな段差や細かい凸凹などにも強いのが最大の魅力。

ベビーカーを街で実際に使うと意外とストレスなのが「歩道と車道の段差」です。プラスチックで小径のタイヤだと毎回前輪を持ち上げて進まなければなりません。逆に種類1に分けた大型ベビーカー系はここが強かったのですが、ピジョンランフィは大型ベビーカーと中庸ベビーカーの間を取っている機種だと思います。

(大きめシングルタイヤや足元フレームの形が独特、お値段も少し下がっててコスパよさそうに思います。前記事ではランフィエフのよりコンフォータブル版であるプレミージュをオススメしてました。こちらも2017年5月現在ニューモデルが未発売なので価格下がってます)

3.コンパクトで軽いベビーカー

おすすめシチュエーション:
電車・バス・車に乗ることが多く一人で子供&荷物&ベビーカーを持ち上げなければいけない…もしくは毎回階段を使って外に出なければならないので重いのは厳しい…そんな要望を満たすベビーカーを最初から買いたい または 2台目として欲しい!子供の乗り心地…というよりは機動性重視の人向け!

ベビーカースペック

  • 7か月〜のモデルが多いが、1か月〜使えるものもある
  • とにかく軽い!3kg以下のものもあり、一人で子供を抱えての階段移動なども他と比べると楽々!
  • 背面式タイプが主で、リクライニングできるものとできないものがある
  • 折りたたんで自立する
  • 重さは4kg以下、2.8kgのもの(カルガルー)もある
  • 代表機種:F2(コンビ)マジカルエアー(アップリカ)カルガルー(リッチェル)

いままでの2ジャンルから比べれば安定性や走行性能などは劣るけど日本の安全基準(SG)は満たしてるし、1,2歳など歩いたりしている体がしっかり(体重もしっかり!)してきた子を連れて電車に乗る親子はこのモデルが断然多いです。私もF2Plus買いました。

コンビ F2(7か月〜) & F2Plus(1か月〜)2016年モデル

特徴は「スタイリッシュなデザイン」と「トラベルシステム使用可

F2:50cmハイシート、120°〜135°リクライニング、3.7kg、定価25,000円(税抜)
F2Plus:53cmハイシート、120°〜165°リクライニング、3.9kg、定価35,000円(税抜)

となっており、他2シリーズとの一番の違いは「トラベルシステム」としても使えるオプションがあることです。また、他に比べ幌が大きめです。
弱点は、赤ちゃんを座らせた時に座面が狭いから?か若干前にずりおちてくるように見えるところと、荷物置きが小さい所です。

マジカルエアー(7か月〜) & マジカルエアープラス(7か月〜)

特徴は「バスケットの大きさ」 何かと荷物が多い人には嬉しいです。

マジカルエアー AD :50cmハイシート、3.0kg 、定価23,000円(税抜)
マジカルエアープラス AC :52cmハイシート、3.5kg 、定価27,000円(税抜)

リクライニングは両機種とも118°〜135°、バスケットが20Lと他2シリーズの中で一番大きく荷物が多い人には有り難い。
弱点は幌が小さめな所、フレーム形状的にベビーカーフックなどで沢山荷物をかけると転びやすいかも。

カルガルー(7か月〜) & カルガループラス(7か月〜) & カルガルーファースト(1か月〜)

特徴は「軽さ

カルガルー 2017 :51cmハイシート、2.8kg、バスケット14L、定価24,000円(税抜)
カルガループラス 2017 :51cmハイシート、110°〜130°リクライニング、3.0kg、バスケット18L、定価27,000円(税抜)
カルガルーファースト :51cmハイシート、125°〜155°リクライニング、3.4kg、定価30,000円(税抜)

他2シリーズに比べとにかく軽い!1か月から使えるファーストでさえ3.4kgの軽さです。凄いですね…!
弱点は、やはり幌が小さめなのとカラーバリエーションやデザインが気にいるかどうかでしょうか。


このジャンルの軽量モデルで1か月から使えるものはF2Plusとカルガルーファーストがありましたが、対面式にできない事と幌が小さく全面覆うことができないのは特に小さい時期では気になるところかもしれません。

レイフリーなど、幌を大きく拡張できるグッズもありますが、胴体までもカバーできないので小さいうちからよくおでかけする場合は赤ちゃんの快適性も考えて個人的には1.大型ベビーカー2.中庸ベビーカー がオススメです。

4.安価で小さくたためるバギー

おすすめシチュエーション:
旅行先に持っていきたい、ベビーカーを持ち運んで使いたい、置き場所に困るのでとにかく省スペースで保管できるものが欲しい、ベビーカーにそこまでの予算をさきたくない、とりあえず子供が乗れればOKな人向け!

ベビーカースペック

荷物を置く場所が無く華奢で振動は気になるかも。しかし折りたたむと本当にスリム・コンパクトで場所を取りません。
車に乗せっぱなしにしたり、旅行先に持っていきたいなど、出先で使いたい時に良いです。価格もお安いのでセカンド・サードベビーカーとして。荷物置きは大抵ついていないので、こういうベビーカー用バッグなどがオススメ。

かるいdeちゅ

特徴は「傘のように細くなること

実物を見るとけっこう感動します。重さは3.9kg、荷物置きなどはありませんので普段使いというよりは畳んで運んで使うイメージ。お値段もAmazonで10,584円(2017/5/14現在)とお手頃。

POCKIT ポキット

特徴は「折りたためること

なんとパタパタと折りたたんでバッグに入っちゃいます。重さは4.8kgと軽くはありませんが、飛行機の機内持ち込みできる位のバッグサイズになるので、旅行先やベビーカーを置いておけない保育園の送り迎えなどにもいいかもしれません。

スティック

特徴は「細くたためる、自立する

重さは6kgと重いもののその分しっかりしており、53cmハイシート、フルリクライニングで1か月から使え荷物バスケットもありサスペンション搭載などスペック的にはかなり高いです。その割に実売価格はAmazonで16,980円(2017/5/14現在)とお手頃。重さよりも小さくなることのほうが大事なカーユーザーなどには良さそうです。

エンドー COOL KIDS CK バギー

特徴は「軽い、小さい、安い

この要素を両立しているのはすごいです。荷物置きや深い幌なんてなくても、2.8kgで7千円前後で小さく折りたためるならいいじゃない!と開き直れる潔さです。


ベビー用品では「誰かのオススメが自分の子供に合うとは限らない」とよく言われます。動きの激しい子、おっとりな子などの子供の個性と差も大きいですし、ベビーカーは周辺環境やメインの使用シチュエーションで満足度が変わるでしょう。

現在1歳を過ぎたわんぱく男の子を育てている経験から、ベビーカー選びに迷っていた頃への自分に向けてこの記事を書きました。もし誰かの一つの参考としてお役に立てれば嬉しいです。