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後悔しないベビーカーの選び方3〜A型とB型の違いって何?編〜

ベビーカーを検討する際にA型、B型と耳にしますが、そもそもそれって何なのでしょう? 今回はその違いについてまとめました。

ベビーカーの種類には法的根拠があった

各所で様々な解説がありますが「消費生活用製品安全法」に基づき設立された製品安全協会が定めたSG基準の中にある「ベビーカー」の項目で、A型とB型が定義されています。 つまりSGマークを取得しているベビーカーは必ずA型かB型に分かれているとも言えます。

http://sg-mark.org/KIJUN/S0001-05.pdf

3.種類 種類は、次のとおりとする。

A型:新生児期を過ぎて(1か月)から、または首がすわった乳児期(4か月)から使用でき、最長で48か月までの間で試用期間を定めたベビーカー

B型:おすわりができる時期(7か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー

いわゆるA型B型と言われているのは、このSG基準が根拠になっています。

また、ベビーカーで対象月齢が1か月から36か月頃までと定められているものが多いのは、このSG基準を満たすための設定だからです。カタログで新生児期(生後28日までの乳児)から乗せられる国産ベビーカーが殆ど無いのは、この基準を満たさない事になるからかもしれませんね。

A型B型のイメージ

一般的にはそれぞれこのようなイメージがあります。

A型:対面式(押している人の方向に赤ちゃんが向く)でフラットに近いリクライニングになりねんねの赤ちゃんも安心。いわゆる「赤ちゃん」が乗るベビーカー

B型:背面式(進行方向に赤ちゃんが向く)座って乗るタイプ。軽くてA型よりは簡易的な作りになっており、幼児が乗るもの。

その他B型に似た簡易的なベビーカーをバギーと呼んだりしますが、buggyはオフロードを走るような軽装車(buggy car)だったり、AIRBUGGYという3輪のベビーカーのブランドで使われていたりもする言葉で、赤ちゃんを乗せる物として「これがバギーだ」という正確な定義は無いようです。

安全基準を満たした安心感

SG基準には、乳幼児に傷害を与えるような危険なすき間がいことや、座面と背もたれの角度、タイヤの大きさなど様々な仕様にチェック項目があり、それらの安全基準を満たしたものがSGマーク付きの製品として販売されます。

製品安全協会は40年以上の実績があるので、大切な赤ちゃんが使う製品選びへの安心感に繋がるのではないでしょうか。

とはいっても日本のベビー用品店で売っている大手メーカー製品は気にしなくてもSGマークが付いているものが多いです。また安全基準はSG基準だけでなく外国にもそれぞれ安全基準があったりします。ヨーロッパやアメリカの安全基準を取得した製品は、A型やB型という基準自体に当てはめる必要が無い為、AやBといった区分けの無いベビーカーとなります。

SGマーク製品のもう一つのメリット

SGマークには1億円を限度とする対人賠償保険が付いています。もしベビーカーで対人事故が起こった際には製品安全協会が様々なサポートをしてくれるようです。 一般財団法人製品安全協会

いわゆる「A型B型」に当てはまらないような製品も多くなってきている

海外ベビーカーなどは多様なオプションでカスタマイズできる製品が多かったり、日本でも1か月から使えるが背面式のみのシンプルで軽量なベビーカーなど、従来イメージしていたA型B型に当てはまらない製品も増えています。

子供を育てて実際にベビーカーを使っていて、AかBかにこだわるよりは自分のライフスタイルや周辺環境で選ぶほうがお気に入りのベビーカーを選べるのではないかと思います。

こちらでライフスタイルやシチュエーション別でベビーカーの種類を解説しています maty.hatenablog.com

ベビーカー購入前に考えておくと良い事やオススメの購入タイミングなどについてはこちら maty.hatenablog.com

赤ちゃんと素敵なベビーカーライフが送れますように♡