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Rh(-)の妊婦の出産、検査の違いなど

私は血液型がRh(-)です。そのため妊娠中に病院ですることが通常より少し増えるので、メモしてみました。

そもそもRh(-)とは?

ABO式血液型とは別に、Rh式血液型というのがあります。
その中で「D抗体」というのを持つ人をRh(+)、持たない人をRh(-)というそうです。RH(-)は日本人では0.5%くらいの割合だそうです。

Rh(-)の妊婦の注意点

血液型不適合の可能性

出産した赤ちゃんがRh(+)で、その後妊娠した赤ちゃんもRh(+)だった時に、お母さんの抗体が赤ちゃんの赤血球を壊してしまい赤ちゃんが貧血等を起こしてしまう「血液型不適合」というものが起こる可能性があります。
もし血液型不適合が起こると、胎児貧血などが起こってしまう可能性がある為、リスクを軽減するために第一子の時から妊婦に処置をします。

 ▶︎詳しくはこちらを参考に…Rh式血液型不適合妊娠と抗D人免疫グロブリン製剤   http://jbpo.or.jp/common/pdf/pregnancy.pdf

具体的にどのような処置をするかというと、まずは血液検査をし抗D抗体が陰性であれば 28週前後出産後 に抗D人免疫グロブリン製剤を注射します。これはお腹の赤ちゃんの血液型がRh(+)だった時でも抗体ができないようにするためのものです。抗体がなければ例えお腹の赤ちゃんがRh(+)でもお母さんの抗体が攻撃しに行くことがないので、血液型不適合の可能性が低くなります。

腕への筋肉注射でした。

私はそこまで痛みもなく大丈夫でしたが、まれに腫れや発熱など具合が悪くなる人が居るそうです。また、この注射は血液製剤のため、接種前に血液製剤のリスク等が書かれた同意書にサインする必要があります。ちょっと怖い😅
注射後も何度か血液検査(関節クームステスト)をし不規則抗体を確認したり、胎児貧血のチェックをしたりします。

もしもの時の血液不足に備える

日本人でRh(-)の血液型が珍しいので、出産時などにもしものことがあった場合すぐに輸血できない可能性が出てきます。そのため私は自然分娩の予定ではありますが、出産前に 自己血 をとる事になりました。
これは自分の血液を予め採血しておき、必要になった際はそれを使うというものです。

メリットとしては

  • 自分の血液なので、感染症やアレルギーなどの心配が少ない

注意点としては

  • 自己血は採血から5週間程度しかもたない (出産予定に合わせてスケジューリングする)
  • 事前に鉄剤を服用する
  • 採血針が太く痛む可能性がある

鉄剤は自己血が決まった1週間前から朝夕2回、2週間分処方されました。便が真っ黒になったり、便秘しやすくなったりと注意が必要です。

自己血採血時の流れとしては、 1. 問診(朝食は食べたか、体調は悪くないか等) 2. 血圧を測る 3. 採血開始(約15分〜20分くらい) 4. 安静(10分〜20分くらい)

というような感じでした。途中具合が悪くなったりすると適宜血圧を測ります。日赤医療センターでは専門のスタッフがついていて、常に様子を見ながら採血してもらいました。体調次第では目標量より少なくても切り上げる場合もあるようです。

私は普通の血液検査で具合が悪くなったことがあり、横になって採血してもらう事も多かったのでかなり不安でした。実際自己採血中にも一度気持ち悪くなり(血圧が下がっていたようです)、持ち直したものの目標よりは少なめでで終了しました😌