maty*life

マタニティライフ、子育てライフを楽しく過ごす!調べた事などを残すブログ

出生前診断・胎児スクリーニングについて

近年は出生前診断を検討する方も増えているのかな?と感じていました。
母親の血液検査のみで出生前診断ができるNITPが新しく受けられるようになったというニュースなども気になっていたので、病院で説明を受けました。

※これらの情報は2015年夏時点です。実際に検討する場合は直接病院にお問い合わせください。

出生前診断の注意点

検査前に知っておかなければならないのは、出生前診断はあくまで参考だという事です。
何らかの染色体疾患や遺伝子疾患で生まれてくる赤ちゃんは全体の3.5-5%というデータがあります。
さらにその3.5-5%の中でも、出生前診断で異常がわかるのはダウン症18トリソミーなどの一部の疾患のみで、遺伝子疾患で生まれてくる赤ちゃんの25%程度です。
残りの75%は、もし出生前診断を受けて問題がなかったとしても、出生前診断では現状わからない何らか(13,18,21トリソミー以外)の染色体異常や遺伝子疾患ということになります。

つまり生まれたての赤ちゃんが100人いたとしたら、4人が染色体異常や遺伝子疾患ですが、
4人のうち3人は、現状はたとえ出生前に検査をしていたとしても異常はわからなかったということです。

スケジュール

出生前診断は可能な時期が限られています。

日赤医療センターでは出生前診断を希望する場合まずは12w〜15wの間に「出生前相談」を受ける必要があります。検診とは別枠で、出生前診断のやり方・どのような疾患がわかるのか等を医師から詳しく聞く事ができます。

自由診療で相談費用は9,500円でした。事前予約が必要なので時間に余裕をもって申し込みましょう。相談後テストを受ける事を決めたとしても、それぞれのテストで適応週数があります。スケジュールは余裕を持って組みましょう😃

次からは私が説明を受けた出生前診断についてまとめます。

非確定的検査と確定的検査

大きく分けて、胎児の染色体疾患の確率がわかる「非確定的検査」と
胎児の染色体疾患のある/なしがわかる「確定的検査」があります。

確定的検査は羊水検査です。ただし流産リスクもある為、非確定的検査でリスクが高かった場合に確定的検査をするのが主な流れだそうです。

出生前診断の種類

クアトロテスト

昔からある一般的なテストです。詳しくはこちら
クアトロテスト™(母体血清マーカー検査) - 患者向け情報 | Lab Corp Japan
妊婦から採血し、血液中の成分を測定します。
結果が出るまでに10日前後かかり、「確率」が帰ってきます。

確率が1/500であれば、「同じ1/500の結果を得た妊婦さんが500人いたとすると、その中の1人が対象疾患の赤ちゃんを妊娠している可能性がある」と解釈します。
この数値と、年齢別の危険率(実際生まれた赤ちゃんの何人に疾患があったか)を照らして判断します。

つまり、お腹の子供に疾患があるかどうかは確定しない「非確定的検査」です。

一般的には、自分と同年齢で出産する人の中での平均よりも疾患の可能性が高いか低いかを判断材料にするようです。

結果を受けてどう判断するか、次に確定的検査を受けるかなどは検査を受ける前にパートナーと相談しておくと良いです。
日赤医療センターでクアトロテストを受ける場合は23,000円との事でした。

NIPT

新しい診断方法です。妊婦から採血し遺伝学的検査を行います。従来の検査よりも精度が高く低リスクで注目されている検査です。

詳しくはこちら
NIPTコンソーシアム:母体血胎児染色体検査の遺伝カウンセリング

しかし受けられる妊婦に制限があります。

  • 出産予定日の年齢が35歳以上
  • 妊婦または夫に染色体異常があり、先天性疾患の可能性が高い場合
  • 過去に13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー(ダウン症)の赤ちゃんを妊娠・出産した経験がある

上記いずれかに当てはまっていないと受けられないそうです。
また、受けられる医療機関が少なく検査費用も他より高額です。
日赤医療センターでは228,000円との事でした。

羊水検査

妊娠16週以降に、超音波で胎児・胎盤の位置を確認し腹部から注射針を刺して羊水を採取します。その羊水中の細胞を培養・増殖させて染色体を検査するテストが羊水検査です。

子宮壁に針が刺さるため、破水や感染などを起こし約0.3%流産が起こる可能性があります。胎児に染色体疾患があるかの確定的検査ですが、多胎や細胞培養がうまくいかない場合等、結果が得られない事もあるそうです。

日赤医療センターでは100,000円との事でした。
私の場合は胎児スクリーニングで問題なさそうだったので受けませんでした。

胎児スクリーニング(超音波検査)

超音波で胎児を精密に観察し、その所見からリスクを計算する診断方法で、胎児ドックとも呼ばれます。結果は即日伝えられます。
こちらは在胎週数で診断できる内容が変わってきます。特に初期は適応期間が非常に短い為、早めのスケジューリングをオススメします。

初期胎児スクリーニング(12w-13w):13トミソリー、18トミソリー、ダウン症
中期胎児スクリーニング(20w-30w):先天性心疾患や形態異常

www.hiroo-ladies.com

胎児スクリーニングは日赤医療センターでは扱っておらず紹介になります。私は 丸茂レディースクリニック で受診しました。

首の後ろのむくみや鼻骨の有無、心臓の弁、血流、背骨がまっすぐかどうかなどをエコーで丁寧に検査してもらいました。

設備が新しく綺麗でエコーの映像も鮮明でした。先生も気さくな感じで説明も丁寧でとても良かったです。小さいながらがんばって動くわが子を綺麗に見る事ができるので、ちょっと感動します😊

他の検査に比べ結果が確率だけではなく、実際に先生と話したりエコーの画像を見ながら診察を受けられるので納得感があり 注射や流産リスクも無い為気軽に受けられるのが良いと思いました。

費用は丸茂レディースクリニックの場合、30,000円でした。

初期胎児スクリーニングは、13w前後で現れるというダウン症の場合の「首の後ろのむくみ」が見つけやすく、週数が経つと消えてしまう為期間が限られています。 私の場合は少し遅くなってしまい、初期胎児スクリーニングを15wで受診しました。先生からは、遅めでもむくみがあった場合は多少残っているから診断は可能だと言われました。(が、せっかくなら一番適合する時期に受けるほうが良さそうです😓)

検査には予約が必要で、けっこう埋まっていたりもするので希望する方は早めの決断と予約をしておいたほうが良さそうです。


個人的には、胎児スクリーニングの満足度は高かったので受けてよかったと思っています😊
胎児のポジションが良ければ、この段階でも性別がわかることもあるそうです。

先天性疾患の確率は母体の加齢とともに上がります。出生前診断を行い出てきた結果をどう考え行動するかはパートナーとよく話し合っておく事が大事ですが、初めての妊娠で不安があったり知らない事も多い中、胎児スクリーニングを受けた事ですこし理解が深まったように思いました。

同じように悩んでる方がいれば、ぜひ検討してみてください!

病院(産院)の決め方…私の場合

前回の記事で病院の種類について少しまとめました。 maty.hatenablog.com

今回は私が日赤医療センターへ通院・出産することに決めた理由ついて少し書いてみようと思います。

家(職場)からの通いやすさ

出産までには検診の他にも意外とたくさん通院します。
補助チケットは14回ですが、検査で通院したり、心配事や体の不調があって診てもらったり。

その他病院主催の両親学級や説明会、ヨガのイベントがあったりと病院を訪れる機会は多いです。

出産が始まる時は通常「陣痛が◯分間隔になったら家を出る」と指示されるのですが、破水時はすぐに病院に行く事もあるので、すぐに行ける距離の方が安心です。

私の場合は、初診時すでに場所未定の都内で引越す事が決まっていて当時住んでいるエリアを離れる事が分かっていたので、どのエリアに行っても通える範囲という事で都心の病院を候補にしました。
今の家からは車で30分程度、電車で40分程度の距離ですが「ちょっと遠いね」と反応される事が多かったです。

ちなみに日赤医療センターセミオープンシステムというのを実施しており、 出産は日赤でするとしても34-35週までは提携した医院で検診を受けられるシステムもあります。ただし問題がある場合やハイリスクの方は受けられないので、希望の方は病院で相談すると良いと思います。

お産の方針(バースプラン)

病院によってお産の方針やバースプランの特徴があります。 母乳育児へのこだわり度、母子同室か別室か、フリースタイル出産の取り扱い、無痛分娩のありなし、NICUのありなし、面会時間の制限や付添いで泊まれる人数の制限 などなど…
病院を決める時に、絶対にしたい事があればそれが実現可能な場所を選ぶ必要があります。

私は血液型がRH-なので、総合病院でとにかくリスクを減らすことを中心に考えました。そしてNICUなども併設されている所で絞り、次に自然分娩、母乳育児とぼんやり考えていました。

日赤医療センターは救急病院で規模も大きく、ユニセフの赤ちゃんにやさしい病院に選ばれており
母乳育児奨励・自然分娩奨励で、バースプランの自由度も高く、以前別の日赤の病院にかかった事もあったのでひとまずこちらに行ってみよう!という感じで決めました。

後から知ったのですが、日赤医療センターは帝王切開がとても少なく、第一子を帝王切開していても 第二子出産時に医学介入の必要性が無いと判断された場合は経腟分娩を受けてくれるなど、他の病院に比べて自然分娩へのサポートが厚いようです。
もしも出来るだけ経腟分娩を希望する方には良い選択肢なのではないかと思いました。

費用

そもそも出産の予算によって選べる病院が限られてくるので費用は優先度の高い項目かなと思います。

病院に問い合わせたり、ホームページなどで公表されている「出産費用」が大体目安になるかと思いますが、実際には
検診費用 + 出産費用 + (個室希望の場合)個室料金
がかかります。実は検診費用も病院によって違うようで、チケットを使って+αで支払う金額は多少違うようでした。その他にも妊娠中の風邪などで保険適用の医療費など細々と。

さらに妊婦友達に他の病院の話などを聞いてみると、元々の出産費用に含まれているものが病院によって異なる事を知りました。
出産費用が高くても既に個室料が含まれている金額になっていたり
入院中のパジャマや骨盤ベルトなど、病院側が用意してくれるものの種類や数が違ったり、
ぱっと見の金額が大体同じでも、最終的にかかる費用には差が出そうです。

そうはいっても、分娩予約はそのような細かい条件などを説明される前に締め切ってしまう事が多く
費用面で全容をすべて納得して決めるのはなかなか難しいです。

それに妊娠中トラブルがあったりして検診の回数が増えたり、管理入院で数ヶ月入院する場合も無きにしも非ずなので、出産費用は参考に留め余裕を持って考えておきたいところです。

産院によっては分娩予約時に予約金を支払う必要がある施設もあるようです。

分娩予約については、都立病院などは妊娠7週くらいの時には埋まってしまったり、その他の病院も20週くらいまでに受付終了するところが多いです。
一般的に、都立や市立病院などの公立病院のほうがその他の病院より安い場合が多いようです。
そのかわり分娩予約もすぐ締め切られてしまうので、公立病院希望の人は妊娠がわかったら即行動するのが良いでしょう。

私の通う日赤医療センターでは2016年1月時点で、初産だと自然分娩で [64万円〜68万円] (http://www.med.jrc.or.jp/visit/tabid/325/Default.aspx) 個室希望の場合は 2.5万〜15万/日 かかります。

部屋数が限られている為、希望は分娩予約時に記入しますが、必ず第一希望の部屋に入れるわけではなく、出産時空いている部屋に入る事になります。

床数の多い個室だと39,500円なので、6日入院したら約24万円プラスで、けっこうな額になります。差額ベッド代なしの場合は4人部屋となります。予約金は特に必要ありませんでした。

また、日赤は紹介状なしの初診で行くと5,400円 (2015年時点)かかります。予約がとれる日が先になる場合もあるので注意しておきましょう。

妊娠判明!病院どうしよう…?

なんとなく予感がして、検査薬でチェックしたところ陽性!
妊娠が判明したので、以前行った事のある近所の婦人科へ行きました。

ところが!

そこの婦人科では出産や検診は扱っておらず、断られてしまいました😣💦
ちょうど引越し(都内・場所未定)する予定もあったので、どこの病院がいいのか調べたことをメモしました。

追記:産んだ後に産院選びについて書いた記事はこちら
maty.hatenablog.com

病院・産院の種類について

まずは出産できる施設について、大きく3種類に分けて考えました。
※法律などの定義では、病床数など細かい取り決めがありますが、ここでは特徴別に個人的に種類を定義しています。

  • 病院・産院の種類について
    • 1.総合病院
      • 国立・都立病院
      • 大学病院
      • 民間病院
    • 2.診療所・専門病院
    • 3.助産

これらをベースに、違いなどを見ていきましょう。

続きを読む

はじめまして・プロフィール

東京在住、夫と子供の3人暮らしで子育て中のmaisです。
はじめての妊娠/育児で調べた事などをまとめておくためにブログはじめました。
夫の実家は遠方で、実母も仕事をしている為里帰り出産などはせずに乗り切りました。
妊娠・出産・育児に関して書いていきたいと思います♪